2022年4月14日木曜日

一緒に働いているおじさんは今日からガン治療のため入院。

1人で留守番しているとケアマネージャーさんから電話がかかってくる。
初めましての挨拶もそこそこに今までのいきさつを話したら
「珍しいケースなので困っているでしょ。手続き等はお引き受けします。」
と言ってもらえる。
ここのところ不安ばかりでドキドキしっぱなしだったからかなりホッとする。

東京駅で母親と合流し、用事を済ませる。
「疲れて多摩地区まで帰る気力がない。」
へこんでいる母親を隣の有楽町駅へ連れて行きS-TRAIN（西武線の予約特急電車・全席指定）に乗せようとしたところ
「あれ？発券機に特急券が表示されない？？」
スマホで予約したチケットは東京メトロの券売機では発券できないことに気づく。

発券できる券売機はどこか？と改札の駅員さんに尋ねたら
「駅事務所へ行けば出来る。」
と教えられ、改札前に母親を残し僕はダッシュで駅事務所へ
※注・JR有楽町駅の階段を降りた所にある改札からメトロ有楽町駅事務所まで300ｍぐらい離れていて無酸素では走れなかった。
ところが
「そんなことはできない。（地下鉄）ホームにあるS-TRAIN用の券売機で買い直せ。」
駅事務所にいた若い事務員から言われる。
”なんて不便なシステム”と思いながらも発車の時間が迫っていたのでホームへ向かおうとしたら
「ちょっと待って。出来るよ。」
奥にいた年配の駅員さんが僕を呼び止めた。

年配の駅員さんは僕のスマホの画面を確認してすぐにチケットを発券してくれ、 無事に母親はS-TRAINに乗り、北多摩へ帰っていった。
下町深川にある仕事場へ戻りながら僕は引っかかっていた。
”あの若い駅員は何で自信満々に「できない」と言い切ったのだろう？”
※注・この話は「当時」のことで、現在のS-TRAINのチケットシステムだと僕が購入したチケットを他者へメールで送れるようになっている。

夜
『仮面ライダー製作現場、残業代未払い　3度にわたる是正勧告』
というニュースを見た。
映画のブルーレイを買って監督など制作側が話しているオーディオコメンタリーを聞いていると全ての作品で
「お金がない」
って言っている。
特撮の現場はもっと「お金がない」だろうな。