2022年2月22日火曜日

朝。我が家行きつけのそば屋のおかみさんに捕まる。
「最近お父さん来ないけど、どうしたの？」
誤魔化すのも面倒だったので事実を全部話してみたらドン引きしていた。
※注・正式には息子夫婦に代替わりしているので「先代のそば屋のおかみさん」。

仕事中、父親が隔離病棟から電話してくる。
「うちの住所は何じゃった？」
ベッドで寝っぱなしのため頭が回転が完全に止まってきているのを自覚して「1人記憶ゲーム」をしているらしい。

朝から出勤せずに病院へ検診の結果を聞きに行っていた一緒に働いているおじさんが終業間近になって仕事場へ来る。
「ガンが再発した。」
だけ僕に告げて帰宅していく。
※注・ガンの再発は何度目かなので聞いた僕も「そうですか。」と軽い感じで返事した。この時は。

夜
『かんぽ生命、営業目標再び　不正多発の個人向け保険　「数字ありき」危ぶむ声』
というニュースを見た。
何年か前、仕事場近くの「特定郵便局の2階」という密室で保険勧誘された事がある。
思い返すと2時間近くの軟禁状態だったが、なぜか「YES」と言わずに帰ってきた。
なんであの時の僕は突っぱねることが出来たのだろう？
いつもは「Mr.泣き寝入り」なのに。